私がおススメしている「鍛造(たんぞう)製の結婚指輪」、堅苦しい名称で何が、どう違うのかわかりにくいですよね。
一般的なオーダーメイド結婚指輪で行われる「鋳造(ちゅうぞう)製」との違い、メリット、デメリットを包み隠さずアドバイスします。
お二人の価値観で理想の結婚指輪をお探しください。
ここでは当店が行う鍛造(たんぞう)と他社の鋳造(ちゅうぞう)の違いについて、表を用いて分かりやすくご説明いたします。
それぞれ異なるメリット、デメリットがあります。
製造方法 | 鍛造(たんぞう) | 鋳造(ちゅうぞう) |
---|---|---|
良い点 | 硬く鍛えた貴金属の塊からリングを作り出す為、貴金属密度が高く、硬い。変形に強い。シンプルで、飾り気のないデザインが得意 | コンピューターでデザインするので色々なデザインが出来る。 |
悪い点 | デザインに制約が多い。コンピューターや型を使わない為、デザインが広がりにくい。 | 液体を型に流し込んで固めるのでどうしても貴金属密度が甘く、その為変形に弱い。 |
どちらが良い、悪いというわけではありません。私は今となっては他で行っていないからこそ昔ながらの「鍛造」にこだわり、やり続けています。
コンピューターや型を使ったりしないのでデザインは広がりにくいですが品質、質感は特別なものがあります。これこそが一生着ける結婚指輪にふさわしいと真剣に思って取り組んでいます。
ではどんな風に製作していくかご覧ください。
まず初めにプラチナ900、18金の材料を1200度~1800度で溶解していきます。
溶解した貴金属をハンマーで叩きながら短冊状に加工します。同時に少しづつ少しづつ伸ばしていき、同時に圧縮します。これが鍛造の初めの重要な部分です。
硬く伸ばした貴金属を今度は昔からの設備を使いながら真円に近づけていきます。最終的なサイズの事を考えて調整していきます。
リングの幅、太さを注文通りに加工していきます。0,5mm単位でこれも少しづつ少しづつ合わせていきます。
鍛造の重要な部分です。リング形状、リングの幅、リングサイズが出来上がったら今度はリングを締めこみます。こうすることでより一層貴金属密度が高くなり、硬く変形しにくくなるのです。
最終的に、ピカピカの鏡面仕上げ、艶消し仕上げを行います。
バフがけをして細かなキズを取っていきますが、これが簡単そうに見えて地道で時間がかかる作業なのです。
プラチナや18金なのどの貴金属の製造過程で発生する小さなキズを取り去るには大変な労力と時間がかかるのです。
手彫りのデザインは慎重に1本づつ手彫りしていきます。めちゃめちゃ細かな作業なので私はルーペを使います。
全て1発勝負のため、簡単なデザインなどはなく、全てが繊細で難しい作業です。
個々のお客様ご希望のデザインを提案して、手彫りし、そして彫った人間が納品する。これは最高に高いハードルだと感じます。それ故に他店ではなかなかマネできない当店だけの技術力です。
いかがでしたでしょうか?
鍛冶職人が日本刀や包丁を作るように貴金属を叩き、鍛え、作っていくのが鍛造なのです。デジタル技術は一切使わない、おおよそ現在では流行らない製法かもしれません。
でも私はファッションリングとは全く違う意味を持つ「結婚指輪」だからこそ皆様に知って頂きたいのです。こんな拘ったリング製法やお店がある事を・・・。
もしお二人の価値観に合えば下見にいらして下さい。おまちしております。(嬉野)
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